2018-01-01から1年間の記事一覧
酒を飲み過ぎて 外に出る 雪が降っている 冷たい空気を吸い込む アルコールに氷点下のぴんとした匂いが混ざる 踏む雪は鳴る タクシーは行列をなす 曖昧に川を渡る 点滅は遠い 張り付いた缶ビールをはがしたところで 消火栓を掘り出さなければならない 雪の重…
この世には 生きるに値する何か、があるよ。 それは自分の将来の夢とか目標だったり、 大好きな誰かだったり、子供のために生きたり、 動物のために生きたり。 それは理屈として分かっていても、 生きるに値するもののために 生きることのできない人もまたい…
戸田真琴さん、というセクシー女優がいる。 私は戸田真琴さんのファンだ。 この文章書いているヤツの頭完全にやべえなと思われることを承知で書くが 戸田真琴さんのことをわりと本気で この世界に舞い降りた天使なんじゃないかと思っている。 戸田さんのこと…
最近どうしようもなく鬱が進行し 起きている間はほぼ自死について考える。 病院で処方された不安な気持ちを解消するらしい薬はほとんど効かない。 犬を飼っているので、一日に最低一度は散歩に出る。 そうして思うのは、 あの送電線の鉄塔に縄をかけるのはど…
いきて いると ほこりが ふりつもる のぞむ のぞまないに かかわらず いきて いると ほこりがふりつもる そこ ここに ふと ぼくは そのほこりを ふきとり おもう こんな ほこりが ふりつもる ことが なくなればいい ほこりを ふきとるような ことが なくなれ…
おれの人生はそのほとんどが惨めなだけの時間だった。 これからなにか素晴らしい時間があったとしても それは長い人生の中の慰みでしかない。 惨めな時間が報われるようなことはない。 それに対して不平を言う気分ではない、 いや生きていくことはそういう程…
2018年7月26日、相模原市の知的障害者施設『津久井やまゆり園』で 入所者ら46人が殺傷された事件から2年。 NHKおはよう日本「けさのクローズアップ」で特集が組まれていた。 障害者殺傷事件 被害者と家族の2年|けさのクローズアップ|NHKニュース おはよ…
おれは社会に適合できないうつ病患者で、 今のところ治る見込みもない。 非生産的な人間だ。 職も金もなく失うものはとりたててない、 無敵の人だ。 犯罪者になってしまったり、 長い苦痛をともなう病を患ってしまうより前に 自分で決着をつけるのが一番いい…
「すべてのノリについていけない」 おれはそのようにツイートしたことが数回ある。 この一言でおれの人生について、すべて説明がつく。 この世にはありとあらゆる場、集団にノリが存在していて 人は自分にフィットするノリをもつ場や集団に属する。 そしてそ…
最近SNSなどで「人の容姿をいじって笑いにするのはもう古い」「そういう笑いは淘汰されつつあり新しい時代がきている」というような意見をみる。 まあ、そうなのかもしれない。でもなんだか違和感がある。なんだべ。 そもそも他人の容姿や身分や性別を理由に…
ふと思う。みんなしんどくないのかな、と。 生きていくこと、あまりにしんどくないか。 生きていくにはお金を稼がなきゃいけない。 自分が無能で社会に上手く適合できないのだとしても あるいは精神に障害があったのだとしても、 お金だけはなんとかしなくて…
10年ほど前、アニメーターとして働いていた。月に25〜28日朝から晩まで働き、月給は5万円以下だった。心身ともにボロボロになり1年で辞めた。 当時の給与明細が出てきてツイッターにアップしたところたくさんの反響があった。 アニメーター時代の明細出てき…
アニメ監督の高畑勲さんが亡くなった。 高畑勲さんは「太陽の王子ホルスの大冒険」 「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」などの演出を担当し 日本におけるアニメーションの新たな方向性を示した人物だ。 その中でも日本人なら誰しも一度は観たことがある…
この国は縮小再生産のいっと。 衰退していくみらい。 きっとすべてはドット絵のようになる。 少ない容量のなかでうまいことやっていくしかない。 たぶんそれほどぜつぼう的ではない。 にほんにはそれが合っているかもしれない。 でもうつくしいドット絵がう…
先月、10年間勤めたゲーム会社を辞めた。 やめた理由は山ほどあるが、まあとにかく疲れてしまったんだ。 割と規模の大きな開発会社(デベロッパー)だったので、 有名どころと組んでの仕事にもいくつか関わった。 いい思い出ですね。 (ゲーム業界にはパブリ…
大杉漣さん、もういないのか。さみしいな。
ベーシックインカムや生活保護に関する 様々な主張や論争を見るにつけ、 つくづく、人間の感情に頼っていては人間は救われないな、 感情を排した無機的なシステムによってのみ 人間は救われるんだなと思う。 「人間の感情に判断をゆだねる」とか 「人間の感…
目を閉じるとチカチカと見えるのだった ああ、あれは曼荼羅だと思った 古い記憶を見るのだった 覚えていない記憶だった 何度回った 懐かしくもない 悲しくもない 左手を握りしめた せまい場所に閉じこめられた犬を見た 古い土の壁だった 指をならし駆け下り…
美しいものを見せてくれ、生きていてよかったと思えるような。汚れたものを見せてくれ、生まれてくるべきじゃなかったと思うような。 きれいな声を聴かせてくれ、生きていてよかったと思えるような。きたない罵声を浴びせてくれ、生まれてくるべきじゃなかっ…
幸せな人ってのは不幸に出会わない。 なに普通のこと言ってんだ。 幸せな人は大抵円満で生活や進学に困らない家庭に生まれる。 大切に育てられる。学校でもうまくやれる。いじめに遭遇しない。 周囲の人間関係にも恵まれる。 好きなことを素直に楽しめる健全…
チボーの歌を聴くことだってある。 雨はいつかあがる 明けない夜はない 涙のあとには虹がでる あと一歩すすもう すべてはきっとうまくいく そんな歌詞をきいても別に反感はない。いやな気分にはならない。 ああ世の中にはそういうこともあるのか、と思う。 …
おれは反出生主義ではない。 子どもをつくり育てることはすばらしいことだと思う。 赤ちゃんや小さな子どもを連れた若い夫婦を見ると立派だなと思うし、 子どもをきちんとした社会人に育て上げた人たちを素直に尊敬する。 ただ、おれ自身は絶対に子どもをつ…
自殺についてどっかのライターが 「他の選択肢があるのに想像力がないから自殺する」ぽいこと書いてたのを読んだ。 自殺するまでの日々を書いた人のブログを引用していた。 その人は(おそらく)自殺した日、 最期の食事に近所のなんてことないファミレスの…
2018年も人類は戦争を止められないでしょう。 2018年も人は人をたくさん殺すでしょう。 2018年も人類は武器を捨てることはできないでしょう。 2018年も多くの人々が飢えや病に苦しむでしょう。 2018年も大規模な自然災害が襲いかかるでしょう。 2018年も富め…